黄燐発光式微量酸素分析計 TOAシリーズ
TOA シリーズは、長年にわたる大陽日酸株式会社のガス分析技術を生かして開発した当社固有の高感度微量酸素分析計です。黄燐発光式微量酸素計の特長を生かし、応答速度は ppb レベルでも 100 秒以内です。
また黄燐容器をカートリッジ式にしたことで取り扱いが容易となり、メンテナンス性が大幅に向上しました。黄燐の交換は 1年に 1 回の頻度で運用できます。
測定原理
TOA 黄燐蒸気と試料ガス中の微量酸素は主として、下記のような反応となります。
P4 + 3O2 = 2P2O3 + 光エネルギー
この反応で放出される光エネルギーは微量酸素の濃度に比例するので、この光エネルギーを光電子増倍管で測定し、電気信号に変換して濃度として表示させることにより微量酸素の測定をします。